【ARYA:ひとりごと】
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2002.01.02
『シュレック』

映画のスチールを見ただけでは「キャラクタが好みじゃないなー」程度の印象だったの。やがて、「A.I.」や「猿の惑星」と同時期に全米公開されダントツ人気だっただの、カンヌ映画祭コンペ部門に出品された史上初のハリウッドアニメだのって評判を知ると、「ふーん、見かけとは違う映画なのね」って興味が。
そしてまさしくこの映画のテーマは、「見かけだけを信じちゃいけない」ってものだった。見かけが醜い怪物だって、内面は繊細なんだ!見かけが美しいプリンセスだって、それが全てじゃない!ってね。
でも、この映画にテーマを求めるのも野暮ってもの。誰もが知ってるおとぎ話のキャラをからませながら、アメリカのTVバラエティ的ノリで、「をいをい!」ってつっこみを入れながら、孤独な心が解凍されて結ばれる純愛を楽しめばよろしい!
やたらファイトが強いプリンセスと、ひたすらしゃべりまくって騒がしい(エディ・マーフィそのもの!)ドンキーがいいキャラだったよ。乙女なドラゴンもね。

ハリウッド映画なんだけど、ハウリッドの代名詞みたいなディズニー製アニメに対抗して作られたこともあって、手触りがどこかハリウッドっぽくない。画面のCG質感や色がフランス製っぽいんだよね。
でも3DCGアニメーションだとしたら、「トイ・ストーリー」のPIXCER製がやっぱ好きだな。最新作「モンスター・インク」は、ちょっと予告編観ただけでも、すでにゾッコン!キャラクターの生き生きした動きは、リアルとは別次元の職人技なんだね。

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