Diary
 TZK'S PRIVATE SITE
 Return
謹賀新年は怪異から 2001-01-01

「スターウォーズ」でお馴染みの20世紀FOX社はどうなるんだろ?って余計な心配をしながら、新世紀がスタートしました(正式名称以外はFOX MOVIEを使うのね)

 
NEW CENTURY
さて、何からスタートしよう。
仕事が忙しくて大掃除もまだしてないし、どこかに出かけるにしても、余計な気遣いや体力の消耗も控えたい。
正月らしさを満喫したい訳ではないけど、お約束行事をまずクリアってことで、近くの西新井大師へ初詣に行きました。ピーポ君の立て看板が「お待ちください」「お進みください」とくるくる変わりながらたくさんの参拝客を誘導してるのがおかしかったぁ。
混み合いながら賽銭を投げるとき、斜め前にいたおやじの頭を肘で殴っちゃって「ヤッベ、怒るかな?」と思いつつ拝もうとしたら、手を合わせる前にどんどん押し出されちゃって「あらあら」でした(^^;

なんか気持ちが納まらず、おみくじを買うことに。
1回引いて「中吉」。納得できずもう1回引いて「半吉」。
くっそー、失礼しちゃうわっ!
でも笑っちゃったのは、おみくじの出だしの言葉が「怪異防憂悩(あやし、ふしぎにおもいなやみつ)」だったこと。するってーとなにかい?今年は『Xファイル』のモルダーみたいな1年になるってことか(^^; そりゃ苦難の多いことで。

昨年、何度もお誘いがあったのに、仕事で僕だけ観られなかった『ファンタジア2000』。年末に買ってあったDVDを、この世紀最初に観る映像作品として鑑賞。
60年前、CGなんてない時代にあれだけのイマジネーションと動きを創り出せたオリジナル版『ファンタジア』が、神懸かり的に素晴らしい作品であることを、デジタル技術を駆使した『ファンタジア2000』が証明しているって感じでした。
最後の「火の鳥」が「わぁ」って声が出るほどの美しさだったのと、「ラプソディ・イン・ブルー」がディズニーというより手塚治虫が自主制作で作っていたアニメ作品みたいだった点が新作を作った価値だったかな。前作から唯一再収録された「魔法使いの弟子」のクオリティがやたら光っていましたね。
技術を抜きに語れないアニメーションではあるけど、表現の可能性はすでに60年前の『ファンタジア』で完成されてしまっているのって、驚きとともに寂しさも感じました。もっと突き抜けたイマジネーションを!それを創り出すことは、今の短期間消費型の時代には無謀なことなのかな。

お約束の追加として、大晦日の夜は『紅白』を観ていました。小林幸子と美川憲一の衣装合戦はもういいとして(^^;
秒単位の進行と演出で、生放送のお手本みたいな『紅白』ですが、毎年必ず技術的ミスをやらかすのが面白いです。今回もテロップ・ミスと、あきらかなカメラワーク・ミスがありましたね。「あらら、ヘンなズーム」って苦笑してしまいました。
デジタルでどうにでもなる時代、人間系のミスがどういう結果を導くのか、『2001年宇宙の旅』の人間vsHALみたいな図式がリアルになってきましたね。

のら犬のように生きてきたつもりの僕ですが、実は強力な人々との関わり合いやサポート、突っ込みがあってやって来れました。自分の限界は、人と人との力量の乗算でなければ突破できません。
今年も、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。




>>Return