夜、自転車に乗って帰宅する途中、おまわりさんに呼び止められた経験ってある?
以前の話だけど。
会社から築地の駅に向かって勝どき橋を走っている時、後ろから自転車でやってきたおまわりさんが僕を追い越して、僕に止まるよう合図をするわけさ。
べつにやましいことがある訳じゃないから、素直に止まったのね。それでおまわりさんが非常にフレンドリーに話しかけてくるわけ。「これからどこに行くの?」「どこから来たの?」それで僕は「築地の駅」「イヌイカチドキビル裏にある会社」とぽんぽんと答えたんです。しばらくジロジロと嘗めるように全身を見つめられたので、「…な、なんでしょう?」と訪ねると、次のような説明を始めたんです。
月島でお金を奪ったヤツが自転車で逃げたって通報があって、それが身長170cmちょっとの若い男で、黒いジャンバーに黒いジーンズ、大きなバックパックを背負い、シティバイク型の自転車に乗って勝どき方向に行ったというので…
はははっ。まさにその人物特徴は俺そのものだ!(^^;
思わず「僕とそっくりですね」って口にしてしまいました。
おまわりさんは、職業的な勘から僕ではないと判断したようで「そうだね。でも君じゃないみたいだ」といいつつメモをとっていました。
僕は終電間近なこともあって、かなりスピードをあげて走っていたので、余計逃走しているような感じがあったのでしょう。
そう!終電!!
「すみません、まだ時間がかかるでしょうか?」なんで低姿勢をとらにゃあならんのだ?と思いつつ聞くと、メモから顔を上げたおまわりさんは「どうしたんですか?」と訝しげに聞くので、「終電がなくなりそうなので急いでいたんですが」って言うと、「あ、そうか。そんな時間か。いいよ行って」と解放してくれました。
う〜ん。人物特徴がこれだけ一致していても、僕の<ちゃんとした人>オーラが伝わったんですねぇ(^^)
で、話は飛んで先日。
後200mほどで自宅に着くというところで、2人のおまわりさんに自転車を止められました。お決まりのセリフが続きます。「君、どこに行くところ?」「どこから来たの?」また僕に似たヤツが悪さしたんかい?と思いつつう答えていくと、「何やってんの?飲食業?」と威圧的に言ってくるじゃないですか。なんだよ!職業に何の関係があるんだよ!それまでいい人モードで答えていた僕は、応戦モードに。
「ホームページのデザイナーです」と短く答えると、相手はふ〜んって顔をして「自転車の登録番号を調べさせてもらいます」と自転車のフレームに貼ってある防犯登録シールの番号を無線で問い合わせはじめました。
なーんだ、盗んだ自転車に乗ってると思われたのか。たしかに以前クラッシュした時にゆがんじゃったカゴもそのままに乗っているからなぁ。見た目はいかにもな盗難車かもしれない(^^;
問い合わせの結果が無線で返ってくるまでの間、おまわりさんはさらに聞いてきました。
「なんでこんな時間に帰宅してんの?飲んできたわけか」
「いつも終電か深夜ですよ。今日は早い方です」(時間は22時頃でした)
「ホームページっていくらくらいでできるもんなの?」
「内容と規模によってケースバイケースです」
「大きな会社のとかはやってないんだ」
「ヤマハ発動機さんやNHKさんやジャイアンツなどをやっていますよ」
そこで急に2人の内の1人に、あきらかな態度の変化がありました。興味を示したようで次々と聞いてきます。
「画とかどうやって作るの?ソフトは何を使っているの?どうやったらカッコいいページって作れるの?」
う〜〜〜〜ん(^^;
さきほどとは変わって明らかに自分に対して好意的なこの態度。登録ナンバーの確認も済んで、しまいにゃ「おつかれさまでした。気をつけて」と送り出され、妙な気分になりました。
話せばちゃんとした人間だけど、見た目は怪しい。う〜ん、いいねぇ。ちょっと自慢ってところです、狙ってるから(笑)
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