Diary
  Return
シャーロックでサル状態 1999-01-14
BORDER

発売して間もなく購入したMacOs8.5ですが、バック・アップをとっているのを億劫がって、いまだにインストールしていません。ちらほらトラブルも耳に入っていて、いまある環境が再現できなかったら?って考えちゃうと、急いでアップグレードする気になれなかったのね。

ところが、今回購入したPowerBook G3には、MacOs8.5がプリ・インストールされてるんです。
大丈夫かな〜、会社のLANにちゃんと繋がるかな〜、といぶかっておりましたが、結果的にはOKでした。Apple Workgourp ServerとWindows NT Serverが混在するネットワークでも、問題なく使えます(^^)
ただし、アプリケーションをそれぞれ最新のアップデータ版にしておかないと、トラブルが起きますが(^^;

インターネット検索画面
Sherlockのインターネット検索で、自分の名前を入力したところ。

で、ですね。今回の話題の中心は、MacOS8.5最大の目玉機能である「Sherlock(シャーロック)」。
これまであったファイル検索機能が、ローカル・ディスクだけでなく、インターネット上のページまで検索してくれちゃう凄い機能!ロボット型検索の「Altavista-Japan」「Excite-Japan」「Infoseek-Japan」「Lycos- Japan」を同時に検索してくれるんです。
その検索結果を表示するまでの時間が異様に早い!それぞれの検索エンジンに行ってキーワード検索するより、全然楽チンです。そして前記4つの検索エンジンの他にも、サイトのプラグインを加えることで、検索リストを充実させることができます。「Yahoo!-Japan」などのプラグインも、ネット上から落としてこれます。

「Yahoo!-Japan」のトップページ(パイロットシート)に表示されるバナー広告って、掲載料がすっごくお高いんですよ。
でもさ、「Sherlock」で検索かけちゃえば、トップページのバナーをみることなんて無いんだよね。サイバー広告担当者は、頭を抱えちゃいます。
でも、サイバー広告業界はそんなにヤワではありません。日本ではまだ見かけませんが、アメリカの人気サイト「Amazon.com」や「CDNow」などでは、自分のサイトのプラグインを配っちゃうことで、バナー広告よりも効率の良い客引きを見出したようです。

検索結果
手塚英男というキーワードでこんなに引っかかってきちゃいました。
ロボット型検索というのは、リンクを辿って、ロボット君がどんどんページのURLをデータベースに入れていくものです。「Infoseek-Japan」や「Goo」なんかが代表格ですが、この「Sherlock」にデフォルトで入っている「Excite-Japan」はヘンです。単語から派生する周辺の意味からリストを作っていくので、とんでもないものがとんでもない量ひっかかってきます。

「Sherlock」がどういうものか分かった時、僕は自分の名前を入力してみました。
すると、けっこうひっかかってくるんですよ!ゲゲッ、こんなに自分の名前がネット上に散乱しているのか!?
そこで同じチームのO君が、ネットワーカーの知り合いの名前やハンドル名を入力して、ネット上の足跡を辿る遊びをはじめたのです。まさにネット・ストーカーですね!
もちろん、全く関係のないページがほとんどなのですが、思わぬところで当人のことだろうと思われるページにブチ当たったりするんです。恐いですね!
さぁ、ネットワーカーのみなさん!「Sherlock」で検索されたくないページには、きちんとロボット除けのタグを埋め込んで、さらにファイル・ネームを変えて更新しておきましょう!ストーカーは、あなたのすぐ近くにいますよ!

最後に。仕事としてWEBを巡っていると、どうしても企業サイトの動向ばかりに目がいってしまいます。技術やデザインの差こそあれ、どこも同じ様なアプローチのページなんですよね。そんなページばかりを目にしていると、正直言ってWEBへのワクワク感って色あせてしまいます。
でも、「Sherlock」で引っかかってくる膨大な量の予想外のページを巡っていくうちに、WEBのパワーを思い知らされたような気になりました。ネットって広い!
僕は今や、おサルさんのように「Sherlock」にハマってしまってます。いろんなキーワードやフレーズを入力して、未知なるページを探して。
従量制だと、とんでもない結果を招くことになりますけどね(^^;

*検索エンジンのロボット除けのタグは↓
<META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW">


RETURN