ついにダンサーとしてステージを踏みました!
この夜のステージを目指して練習を続けてきた2ヶ月半。その成果を一回のステージで完全燃焼できるのか?
折しも連日「世界陸上」のテレビ中継が盛り上がっていることもあって、選手たちのドラマを自分たちに重ねあわせたりもして(えらそー)、熱くいい夏を過ごすことができました。
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NEXUSのパフォーマンス。左の白い帽子野郎が僕。 |
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毎週土曜日の夕方から深夜にかけての練習、そして本番直前には連日の練習。何度やっても全員の動きが揃わない。はじめはただ仲良く振りを合わせあう感じだったのが、この頃にはお互いストレートに悪いところを言い合って、最後の2週間でかなり動き方が変わってきたように思います。
他のメンバーのことを言うのもなんなんで、自分のことを書くと、「100%で踊らない」というのが与えられた課題だったのね。体型が細いから、大きく動かないと負けてしまうという脅迫概念があって、どうしても力一杯踊っちゃうんですよ。でもストリートダンスって、力一杯踊っちゃうとクールじゃないのね。70%くらいのパワーで踊るのがカッコいいの。SUGUYAさんからは、100%で踊れるヤツは70%に落とせるけど、はじめから70%のヤツはそれ以上動けないから、方向性は間違っていないってアドバイスを受けていたので、とにかく踊り込んで、振りを身体に叩き込むことに集中しました。
それでも初めてのステージは相当緊張するだろうから、いつもの練習の70%を出せれば御の字だって思え、って言葉がすごく救いにもなりました。
マジに、最後の1週間なんて、毎晩踊っている夢みてたもん。すごいよね。今まで生きてきた中で…受験やプレッシャーの大きい仕事の時だって、連日夢みるなんてことなかったし。
当日、僕らは会場に一番乗りで到着しちゃいました。SUGUYAさんが「早いよぉ」って笑って出迎えてくれたけど、緊張しちゃって動いてないと不安だったんですよ。
思えば、初めての練習の時、あまりに動けない僕らを見てSUGUYAさんは「どぉ〜しよぉ〜」って笑ってたんだよね。あれから2ヶ月半経って、本当にいろいろ面倒を見てくれたSUGUYAさんへの感謝の意味も込めて、いい踊りをしたい!と思うのでした。
90分間しかないリハーサルでは13番目のパフォーマンス。
次々と曲が流れてはいろんなチームが軽く動いたり、立ち位置を確認していきます。舞台袖で待機していたとはいえ、何のアナウンスもなく急に僕らの踊る曲がかかって、あたふたと踊り始めた僕ら。
床がレッスン・スタジオのようなフローリングじゃない材質で、シューズとの吸着がやけにいい。ヤバイ、これで回転やスライドができるのか?不安になったけど、体重さえしっかり移動できればどうにかなることが分かってホッ。ただ、緊張が高まっていたせいか、膝ががたつくがたつく。
いよいよ本番。僕らは第1部の7番目の出番。6番目のチームが踊っているのを舞台袖から見ている時、緊張はピークに達してました。
僕らのチームは、舞台の左右から動きながら登場するので、上手(かみて)下手(しもて)に分かれて待機してたんだけど、上手で待機していたメンバーにSUGUYAさんが何か言ってくれているのを下手から見てとることができて、嬉しさがいい具合に落ち着きに変わってきました。
MCの「次のチームはNEXUS!」という声から少し間が空いて、散々聞いてきた馴染みの音が流れ始めました。そこから先は、ほとんど覚えてない(^^;
客席に年輩の人がたくさんいるなー、ブラックの女の人がこっち見てるなー、ストロボがいろんなところから発光してるなー、というのは覚えてるんだけど、自分がどんな動きをしているのか覚えてない。
ベイホールの楽屋で、ステージ終了直後のNEXUSメンバー。テリー撮影。
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客席に戻って、ゆいとAKIRA+とコイケの元に行く途中、顔なじみの他チームのヤツから「カッコよかったよー」と声をかけられてホッ。そして、ビデオで練習の途中経過を見ているゆいから「いままでで一番カッコよかった」と言われて、カァーと身体の内側が熱くなりました。後でほかのメンバーから聞いた話だと、SUGUYAさんも「よかった」って言ってくれてたみたいだし。
ああ、終わった。そう思った瞬間、なんかすごく切なくなっちゃってさ…。ふふっ、僕ってば純情。
でもそんな切なさは、第3部までのパフォーマンスを観ている内に徐々に「がんばって第3部にリストアップされるくらいになりたい!」という思いに変化していきました。もうダメだ。完全にハマった。カッコよすぎるよダンスの世界!
イベントとしてもすごく面白い内容だった「SUGUYA DANCERS NIGHT」。お客さんもすごく入っていて大成功でした。おめでとーSUGUYAさん。
*でもさー、デジカメで撮影してもらったスチールを見ると、けっこうポーズが揃ってないでやんの(^^; うひゃ〜、みんな緊張しまくってたのねー。
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