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現実逃避と竜巻とタクシー 1999-09-26

実はこのところ、焦燥感とブルーな気分に浸っておりました。
アイデアが出てこなくてさー。いや正確には、アイデアはいろいろあっても「これでいこう!」という閃きがわき上がってこなくて。
あると思っていた才能は気のせいだったんだ…なんて思い始めて、気分がどんどん沈没していくの。逃避行動としてサイトの更新したり「Guestbook」のレスポンスを速攻でつけてみたり…。

会社で考え事するのって難しくない?いろんな雑用で集中できないし、ぼぉ〜としているようにしか見えないし。チームで作業が進むと、会社という場の機能性を思い知るけど、作るモノの方向性を考えている時や自分の作業に没頭したい時は、できれば会社以外の場所に身をおきたいです。
自分の仕事場として都内にマンションが欲しいぃぃ。はぁ、宝くじでも当たらないかねぇ。でも結局、たまり場になって同じになっちゃったりしてね。それでも、煙草吸いながら仕事できるだけでも効率いいと思うけど。ああ、妄想が膨らむ膨らむ。

この週は現実逃避モードだったこともあって、4本もSUGUYAさんのダンス・クラスに出ちゃった。まるでおサルさん状態。そのせいで足が思い切り筋肉痛。くー、動きにくー!
でもこうやって、仕事と別に自分のフィールドがあるのって、バランス感覚を保つのにすごく役立つね。

話変わって24日の金曜日。出張で磐田に向かう途中、新幹線が止まって焦りましたぜ。
大型台風の影響で新大阪より先が不通になっているので、時間的な余裕をもって早めに東京駅を発ちました。「こだま」が静岡駅で停車している時、車内アナウンスが…
『豊橋駅付近が落雷と竜巻のため停電になっています。現在新幹線は上下線とも運行できなくなっています。復旧までしばらく停車します…』
落雷で停電ってのは分かるけど「竜巻」ってなによ?台風じゃなくって、「竜巻」って?車内のビジネスマンらしき人々の間では、同じような疑問符が飛んでいる様子。

実は今月頭、やっぱり磐田に向かう新幹線が止まっちゃったことがあるんですよ。トンネルの中で急に照明が消えて、暗闇の中で停車。瞬間的な停電だったようで、その時はすぐに復旧しました。

だから今回もすぐに走り出すだろうと思っていたら、いつまで経っても停まったまま。
『現在車内の電話がつながりにくくなっております…』という車内アナウンスを聞いて、持っていたPowerBookにPHSをつなげて電子メールで事情を書いて送りました。PHSもあんまり良好な状態ではなかったみたいなんだけど、1通のメールを送るのは問題なかったみたい。で、そのまま「Yahoo!」の路線案内で目的地までの別経路と所用時間を調べて、もうちょっと待って動かなかったら新幹線を降りちゃうことに。こういう時、ネットはほんと便利だねー!
で、次の車内アナウンス『竜巻の影響で、大量のトタン板が散乱しているとの情報が…』を聞いて、さっさと新幹線を降りちゃいました。頭の中では、竜巻で巻き上げられたトタン板が、線路にストトトトッンと射さりまくっているイメージが渦巻いてて、あいかわらず「竜巻ってなによ?」の疑問符が離れなかったんだけど…。
結局、15分遅れで目的地についてラッキーでした。そのころまだ新幹線は動いていなかったからね。
深夜に帰宅してニュースをみると、すげーじゃん!「ツイスター」みたいな竜巻!日本じゃないみたいだった。
不謹慎ながら、その竜巻の映像が、僕のテンションをちょっとアップさせてくれました。なんででしょう?「なんだかすげー!」って気分が、精神面に転移したのかもしれません。

ちなみに帰宅するときに乗った深夜タクシーの運転手が印象的なこと言ってたのね。
「にーさん、こんな遅くまで仕事かい?言っとくけど、男28から40までは金貯まんないよ。みんなそうだよ。その時期一番金かかるんだよ。なんでだか知らないけどさ。金貯まんないんだよ。」
だって(^^; あんまり延々と繰り返すから、もしかしてこの人飛んじゃってる?って心配になったけどね。
そーかー、40歳までは金がかかるのかー。ん?待てよ。ということは、後5年したら急に金が貯まりはじめる訳?どーだかなー?タクシーの運ちゃんは、僕をいくつだと思ってそういう話をしたんだろう?



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