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ビデオカメラをなくした 1999-11-30

つい先日、デジタルビデオカメラを買った喜びを書いたばかりだったけど、そのカメラを遺失しちゃいました。

それは勝どき橋の土手でダンスのチーム練習をしていた11月28日の日曜日。
土手とイヌイカチドキビルの間を隔てている植え込みに、等間隔で立ち並んだ屋外照明があるんだけど、その照明の上にカメラを置いて練習の様子を撮ってたんです。
夕方になってメンバーの2人が帰り、残ったメンバーですこし動きを合わせてから、僕は会社に向かったのでした。そう、その時、屋外照明の上に置いたカメラを回収し忘れてたんだよ。

なぜそんな大切なものをしまい忘れたかって?
あとから考えてみりゃ、原因はあるんだ。
1つ目は、夕闇の中、照明の真上に置かれたカメラは暗闇に溶け込んでいて、意識してなきゃ目に入らない状態だったこと(ヘタに小さいのが災いだった)。
2つ目は、僕の勘違いで5日後に納品すればいいと思っていた仕事が、実は2日後に納品であることに気がつき、気持ち的にかなり焦っていたから、早く会社に向かわないといけないという意識が強かったってこと。
3つ目は、ダンス練習後で疲れ果ててたってこと。
なんてこったい、もっともらしい理由が並んでるじゃねーか!もしかして仕組まれたか?俺。

でもその時点じゃ、置き忘れたこと自体気がつかなかったんだよね。
会社に向かった僕は、それから夜を徹してデザイン12ページ分をやっつけて、クライアントには何事もなかったかのように翌日の午後遅くJPG画像でプレビュー。と同時に、返事を待ってからHTMLコーディングしていたんじゃ間に合わないから、小池と白石が画像の切り出しにかかりました。レスポンスは意外に早く来て、テキストを一部直すだけでデザインは一発OK。しかもかなり好評とのこと。すっげー、と僕は心の中で躍ったね。

HTMLコーディングとJava Scriptの仕込みで徹夜作業になる小池や他のスタッフらと、ほっとした気持ちで夕食をとっている時のこと。白石がカメラをみたいと言ったんですよ。いいよ、今あるからさ、と昨日ダンス練習の時に持っていったカバンをみると、カメラがない…。その時やっと、事態が把握できたんだ。

急いで勝どきの土手に戻ってみる。やっぱりない!そりゃそうだ、まるまる1日置きっぱなしだったんだから。その足で近くの交番やイヌイカチドキビルの防災センターに、忘れ物として届いていないか問い合わせてみた。ダメだった。交番には一応遺失届を提出してきたけど、書類を記入しながら自分のボケボケさかげんに超へこんでしまった。くっそーーーーー!

オプションの長時間バッテリー付きだから、金額にして約20万円分。決して安くはないよね。だけど不思議なことに、翌日になってみると妙にきっぱりとあきらめがついてたんだ。
所詮は「モノ」がなくなっただけだし。親しい人との関係が壊れたり、作ったデータを消失してしまう方が、はるかにショックだと思ったのね。僕は車を持ってないけど、ヘマしてぶつけたとでも考えりゃ、急な出費としてあきらめられるなって。
せっかく映像方面でなにかやりたいって気持ちが復活してきたのに、ここで出鼻くじかれたんじゃ悔しいじゃん。1週間待って出てこなかったら、同じヤツを買い直すことを決意!そして今度はちゃんと盗難保険に入ろうと決意!ふんっ、へこたれてられるかい!

ちなみにこの1週間前にも、買ったばかりのカルバンクラインのスポーツビキニ2つを、カフェに置き忘れて持ち去られたことがあって、同じヤツを3つ買いなおしたんだっけ。いーかげんシャキッとせんかい>自分。(俺のパンツを返せぇぇー!)

そうそう。焦りまくって夜通しMacに向かっているとき、ふとアクセスしたサイトでショックに感じることがあったり、俺どうしちゃったん?と思うような夢みたり、最近、やけに気持ちのアップダウンが激しかったのね。
思えば…、9月からテンション下げるタイミングがなかったもんなぁ。



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