Diary
バットマンと幻覚 〜1997-8-24



夏休み明けの先週は、なんだかぴょ〜っという感じで過ぎていってしまった。
後が恐いです。とほほ。
ということで、まとめてですが、印象に残っていることを書いておこっと。



幻覚を認める母
通勤電車の中、なぜかその日は親子づれが2組僕の近くにおりました。
そのうちの1組のガキは、窓の外を見ては「ぶーぶ。ぶーぶ。」と大きな声ではしゃいでおりました。母は「ぶーぶは、どこにでも走ってるでしょ!」とめんどくさそうに応えておりました。
駅に電車が入ってからも、そのガキは窓の外を見て「ぶ〜ぶ!」と指さしてはしゃいでいます。でも、そこはホームの中。車なんていやしません。
母も、どこに?という感じで窓の外、ガキが指さしている方向を見ていましたが、車はありませんでした。
母は唐突に「このコは幻覚がみえているのねー。」と言って、何事もなかったのように澄ましておりました。
えっ?そんな簡単に納得してしまっていいのー?と思ってしまった僕。


ゲームにハマる
案の定、PlayStationにハマってます。
PSを買ったことを知った会社の部下であるのびちゃんが、「IQ」と「DEPTH」を貸してくれたのが、そもそもの始まり。「IQ」はサル状態になって止まりません。ひー。
秋葉原ではどこも売り切れだった「攻殻機動隊」も地元のゲーム・ソフト屋にはありました。オープニングのアニメーションは、評判通りものすごくカッコいいぃぃ!映画版よりも力入ってるね!


ブエノスアイレスのサントラを買う
「恋する惑星」でブレイクしたウォン・カーウァイ監督の新作「ブエノス・アイレス」のサントラを買った。
最近写真界で流行っているネイキッドな感覚+いかにもカーウァイ作品っぽいネオンに照らされたような映像のポストカードがセットになった、作品への期待が高まる一品。
曲は、アルゼンチンちっくなナンバーが多いんだけど、ラストに入っている「Happy Together」がイイ感じ。この「Happy Together」も絶妙なタイミングでかかるそうなんで、楽しみ〜!
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バットマン&ロビンを観る
敬愛するティム・バートンが監督した1、2作目の品格まで落としかねないような、子どもだましな作品だった。
品のない画面と存在感のない登場人物たち。
劇場で観ていなければ、最後まで観ていなかっただろうストーリー・テリングのお粗末さ。
唯一の救いは、ユマ・サーマン演じるフェロモン攻撃のアイビー・ポイズンと、天文台のロシア・アバンギャルド的造形くらいですか。
ああ、あと、アルフレッドが使っていた端末が、20周年記念Macだったというのが目を引いたかな。CD-ROMドライブがどうやらCD-Rに改造されていたみたいだけど。

バットマンとロビンの関係が、ゲイのカップルという設定だったなら、まだ作品に説得力も出てきたかもしれない。でもそういうワケでもないから、人物描写があまりに希薄すぎるんだよね。
せっかくのフェティッシュなコスチュームも、カメラワークがひどくて堪能できないしぃ。
バットマンとロビンが、空中をサーフィンするに至っては、「莫迦みたい」としか言いようがございませんでした。
シュワちゃんも、いまひとつノリ切れてなかったようで、同情いたします。