Diary
こぼし魔 1997-8-29


しみ 僕は、よくモノをこぼす。特技に近いものがあるかもしれない。
手つきが危ないのだろうか?そそうだらけの人生です(しくしく)。

麺類を食べるときは、とくに危険だ。
汁を飛び散らさずに食べるよう、箸の動きや口の動きに意識を集中しているのだが、かえってそれが不自然な動きを導き出すのか、意外なところに汁が飛んでしまう。
被害は近隣の人にまでおよび、瞬間、申し訳なく思ってしまう。
白いシャツを着ている日は、麺類を自粛しようと思っているのだが、そんな日に限ってスパゲッティ・ミートソースなんぞ頼んでしまい、新しいしみを増やしてしまうのだ。

この2日間、連続してモノをこぼしてしまった。

その日は、作業をしながらあわただしく昼食をとっていた。さてデザートを喰おう!とヨーグルトのフタを勢いつけて開けたとたん、中身が机の上にドバッと飛び出してしまった。
ヨーグルトというのは、始末が大変なのを思い知った。
液体のように、ティッシュでサッと拭くわけにいかないのだ。
ドロドロとしたものは、ティッシュの端からさらにこぼれ落ち、さらにティッシュで拭わなくてはならない。スボンにも多くの白いしみができ、恥ずかしい思いをした。

次の日。
コーヒーをカップに注ぎ、クリーム・パウダーをふりかけようと、パウダーの容器を逆さにしたとたん、フタがスポッとはずれて中身がドババッと出てしまった。
あたり一面、粉だらけ。
しかも、よほど勢いよくパウダーが出てしまったのか、コーヒー自体もかなりの範囲にわたって飛び散っていた。
これも、後始末が大変だった。
液体の溶解限度に達したようなドロッとしたものに化けたコーヒーが、ヘドロのようであった。

僕が、うわぁ!と叫ぶと、また何かこぼしたな、と察した同僚がわさわさと集まって、テキパキと拭くのを手伝ってくれる。さすがに慣れている。
そんなとき、大邸宅に住む奥様になったような気分になったりする(笑)


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