Diary
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GOOD NIGHT 98-01-07
抱き枕 僕のことをよく知る人たちから、寝ている間のヘンな行動がよく報告される。
なかでも妻のゆいは、もうひとつの人格とも呼べる「寝ている間の僕」をよく観察している。

もっともポピュラーな行動は、「歯ぎしり」。
親父が相当な「歯ぎしらー」だったので、遺伝として受け継いでしまったらしい。
僕の場合、わざわざ隣に寝ている人の耳元まで近寄っていき、ギリギリやるのだそうだ。ウルサイ!と追い払おうとすると、くるくるとベットの端まで逃げ去って、またまた小さくギリギリしているらしい。なんて卑屈な行動だろう!

つづいてポピュラーなのは、非常にムリなポーズで寝ていること。身体の固い僕には、起きているときには痛くてたまらないような格好で安眠している(らしい)のだ。
ゆいによく「そんなに曲がりくねって寝てると、首が痛くなっちゃうよ」と注意される。僕にとっては楽なんだけどね(本当か?)

ポピュラーその3は、枕の愛撫。枕に腕枕してるときもあるんだってさ!でも腕枕する仲なのに、突然枕を掴んでどこかにポイしてしまうんだ。
「あんなにアツアツだったのに、なんであんな捨て方するの?枕さんがかわいそうだよ」と言われてもねえ。寝ている間の僕は、そういうヤツなんだよ(笑)

そんな枕フェチの僕のために、去年のクリスマスプレゼントに、ゆいが「抱き枕」をくれた。流線型が連なった、なかなかシュールな形の枕だ。抱き心地は、いい。とってもいい。
ああ。これでまた新たな夜の人格が成長していくだろう。今度は、どんな行動がパターン化するか楽しみだな。


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