Diary
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男2人で、その子ショップ 1998-12-25
BORDER

尋常でない顔の白さで日本国民を驚愕せしめた話題のお人、鈴木その子。
銀座の一等地にあるその子ショップ「TOKINO」は、驚愕の本拠地として僕らの好奇心を集めていました。
しかしですね。興味はあるものの、コスメが中心だから、男が一人で侵入するには勇気がいります。職場で有志を募って行く計画もあったのですが、ひょんなことから今日「TOKINO」を初体験してしまいました。しかもおぢさんと2人で!(^^;

TOKINOの入り口  夜景
(上)入り口はとっても少女趣味。
(右) TOKINOビルの屋上には、夜でも光り輝く巨大その子看板が設置されています。


Mさんは、中身とは裏腹に見た目がとても恐い人です。黒塗りの車から降り立ったりしたら、たいていの人は怖じ気づくことでしょう。
そのMさんと打ち合わせに行った帰り、その子のビルを指さして「今話題ですよねぇ、あそこ」と言ってみたところ、「よし!行ってみよう!」と言うではありませんか!「これも仕事だ。市場調査だ」だって。そ、そうかなぁ?よりにもよってMさんと一緒だなんて、ちょっと衝撃(苦笑)
はじめは入り口から中を伺うようにして見ていましたが、カフェテラスが3階にあるので、コーヒーでも飲んでいこう、ということに。

僕の頭の中には、異様なほど豪華な内装の空間に、顔が真っ白な女性が侍っている光景が期待とともに駆けめぐっておりました。
3階に降り立った僕ら。さぁ!そこにあった光景は!!
まるで学食のようなしょぼいカウンター。をいをい、これってば一体…。
確かにデコラティヴな白い壁とテーブルと椅子は、異様なほど豪華。なのになぜ?座っている女性たちは、とてつもなくフツー。違う!僕が求めていたのはこんなんじゃない!
白い紙にプリントアウトしただけのメニュー。「その子オリジナル・コーヒー」は、500円のところ歳末割引で350円と、赤いマジックで書き直されています。
「これってデザイナーが入ってないんじゃないの?」と僕。「なんだか、物産展みたいだな」とMさん。
そして「でも、何でテーブルと椅子はこんなに豪華なんだ?」と2人。
白い壁に囲まれたカフェテリアは、豪華と素人っぽさが入り交じった、なにやらうそっぽい空間でした。

安いので注文した「その子オリジナル・コーヒー」は、この店の方針らしくクリームもシュガーもついていませんでしたが、かわりにクッキーとあめ玉がついてきました。
おみやげに買っていこうと思った「その子オリジナル・アイスクリーム」は、10個セット5000円だったので止めました(^^;
カウンターで接客していた女性の肌は、なにかを塗ったように白かったのが「やはり」という感じです。そして奥の水場には、肌の浅黒い外国人の男が働いたのが印象的でした。

 豪華なテーブルに座る僕
「ねぇ、証拠に僕を写真に撮ってよ」と僕。
「いいよ」とデジカメを受け取ると、席を立ってアングルを決めるMさん。
女性ばかりの中で、僕ら2人はどう見えていたのでしょう?
たぶん「ヤ●ザの幹部とその愛人」が関の山でしょう(苦笑)
Mさんは続けて「どうせなら、1階のその子のパネルの前で撮ってやるよ」
そ、それだけはお許し下さい、と許しを乞うた僕でした。




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