仕事で家を空けてばかりいた頃だ。深夜帰宅するとゆいがまだ起きていて、嬉しそうにあるものを指さしている。その先にはウルトラマンが緊縛されて宙づりになっていた。僕は疲れが吹き飛んだかのようにそれに見入った。綺麗な縛りだ。しかもこんな小さなフィギアに…(バック・アングルの写真がほぼ実物大)。僕らは一緒になってこのウルトラマンを祝福した。
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